あまりにも急な坂の上にあるから、車では行けない。
バイタク(原付バイクの後ろにお客さんを乗せるタクシー)に乗って行く。
まるで天空の城ラピュタのような場所に、広大な遺跡が広がっている。
��世紀、クメール王朝によって建立された時にはヒンドゥー教シヴァ神を祀る寺院だったらしく、
その名残と思えるレリーフも。
プレアビヒアはカンボジアとタイの国境にあり、
国境線でもめているので、カンボジア兵が辺りにはたくさんいる。
彼らは観光客に勝手についてきて、ガイドをしてくれる。(後にチップを要求される。)
頻繁に紛争状態になる場所だから、どんな場所だろうと思っていたのだけれども、
今はとっても平穏だった。
カンボジア側から、タイ側を見ると、国境のフェンス越しにタイ側の観光客が見える。
手を振ったら、振り返してくれた。
軍の人も平穏モード。
タイ兵とカンボジア兵は、さすがに緊張状態にあるのかと思いきや、
全然そんなことはなく、普通に話していた。
この人たちが、状況によっては銃を向け合うなんて信じられない。
紛争の時は、どんなだったのだろう。
カンボジア兵ガイドに付いて行くと、絶壁に案内された。
端の方に行くのが怖いほど、切り立った場所。
でもね、そこからは雄大なカンボジアの大地が一望できるの。
写真でうまく捉えられていないのだけれども、
地球は丸いと思える、地平線がきれいに見えていた。
しばらくじーっと見入ってしまったよ。
来て良かった。

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