モン族の村に行くと、
村に来た初めての日本人だ!ということで快く迎えてくれた。村の人によると、初めての日本人を見て幸運が来たらしい。
なんだかこちらがありがたく思うよ、そのお言葉。
ラオスの家は、高床式が多いのだけど、
山に住むモン族の家は高床式ではなくて、土間が特徴。
ちょっとわかりにくいけれども、外から見るとこんな感じ。
高床ではない。というよりも、土が床。
子どもがいっぱいのおうちにお邪魔してみる。
これはキッチン。
壁際には腰くらいの高さの床が作ってあって、
そこが寝たり、物を置いておく場所。
そのほかは土間。
お嬢ちゃんたち。
モン族は、ラオス人に多い仏教徒ではないので仏壇はない。
代わりにあるのは、金の折り紙のようなのを壁に張ったもの。
手前にはお線香のようなのをあげてお祈りの場所にしてある。
自然を信仰していて、アニミズムらしい。
マラリアになったら、
お祈りの場所で卵を割って、その割れ方から、鶏肉を食べたほうがいいなどと判断して
それを患者が食べるというのが治療法とのこと。
きっと小さな子がしている首輪もおまじないなのかな。
みんなしてたよ。
外に出ると、豚のえさを作っているところに遭遇。
とうもろこしを挽く。
日本と同じ方法だね。
滞在する村へ帰るのに、ジャングルを通ってみた。
大きな木!
2つの村が、徒歩で10分くらいのところにあるので、
何でこんなに近くになのか、村の歴史をガイドさんに聞いてみた。
「まだ村がこの場所にできて、30年も経ってないんじゃないかな」と言うので、
「どうして??それまでどうしてたの?」
と聞くと、戦争で、爆撃が来るから村の人は森の中の洞窟に隠れていたそう。
ベトナム戦争。
教科書で見た戦争を、こんなところで実感するとは。
立ち寄った小さな小学校の鐘は、爆弾の抜け殻だった。
今ののどかな様子からは想像がつかない。
現地の人は何もしていないのに、被害を受けてしまった。
今も難民として海外に移住した人がいる。
忘れてはいけないなと思う。
村の小学校は、小さいけれどもきれいに整備されていて、ちょっとうれしい。
ちゃんと通えているといいな。
<高台にある小学校からは、滞在した村が一望できた>


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